論文「「肖像」のエゴ-イズムージョイスとラカン」を発表

論文「「肖像」のエゴ‐イズム―ジョイスとラカン」を白百合女子大学言語・文学研究センター編、井上隆史責任編集『アウリオン叢書20 身体と身体:パフォーマンス・身体・精神分析』(2021年3月)で発表させていただきました。同大学におけるオムニバス講義でラカンのセミネール『サントーム』を紹介した際に井上先生からいただいた質問「「補正エゴ(ego correcteur)」の図(下図)をどのように理解すればよいのか」に対する、私なりの応答の試みです。ご質問から出発して調べる中で私としては様々な発見があり、この議論をもう少し先まで延長できないかと考え始めています。機会をいただいた井上先生に改めて御礼申し上げます。